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■ 11号.2001.04発行


[プロフィール]

松浦南司氏
1948年静岡県生まれ。68年慶応大学からアメリカに留学、1970年基礎医学部卒業後、大学院博士課程を修了。78年から助教授、81年から96年まで教授。老後をアメリカで過ごすのに我慢できず、96年秋に帰国、神戸市外国語大学教授に。専門は国際経営論だが、神戸大学医学部の講師もつとめる。


日本人よ、技術を安売りするな 笑止、

教育のアメリカかぶれ

独りアメリカに渡り、大学教授の地位 を得て活躍していた松浦氏。しかし24年間で知ったのはアメリカという国の大きなひずみと我慢できない社会哲学だった。
金もうけのためには手段を選ばず、アメリカ流の独善的標準を世界に押しつけるあつかましさを持ち、一方、自国でつくるのはボロばかり…。 日本人にとっては「搾取の達人」といえるアメリカ。その正体が白日のもとにさらされた。おごるなアメリカ、負けるな日本。

原潜事故の被害者側は 莫大な賠償金をとるべき

――原潜えひめ丸衝突事件はアメリカ社会の側面を見せつけましたね。
松浦
 日本人はとにかく謝らないと気がすまないが、アメリカ人は絶対に謝らない。それに日本人は死体がでないと死んだことにならないと思う点も違う。それはそれとして、日本はなめられているんですよ。
――日本側に、故意ではないか、ぐらいの過激な意見もあってもいいのにと思いました。
松浦 きっと彼らは「イェーィ」「やってみよ、みよ」とみんな遊び半分でやってたんですよ。私だったら莫大な賠償金をとりますね。刑事訴訟も民事訴訟もしてやる。彼らは金が一番恐いんですから。勿論船の引き上げも必ず実行してもらう。

固有の技術やノウハウを 外国に流出させるな

――日本の経営者にいうべきことは。

松浦 世界で通用する強さを身につけろということです。
 多様な国のやり方を研究して、日本人の一番強いところを伸ばす。固有の技術やノウハウを他人に売ってしまわないことですよ。すぐに渡してしまうから、常に開発し続けないといけない。
 そんな中でも日本のすごさは職人の技術です。独特の小回りと忍耐強いものづくり技術。世界一です。ところがやっとこさつくった技術を外国に簡単に譲り渡してしまう。

――なぜでしょう。

松浦 政治圧力があるからです。ドイツやアメリカはしません。
 クライスラーが中国に工場を出そうとしたとき、巨額の投資をしろ、最高の技術で訓練しろといわれた。しばらくして現地工場の中枢の人たちが辞めて同じものをつくりかけていることを察知した。で、クライスラーは引き揚げたらしい。それも大したものやない。最高級品は中国ではつくりません。

そこにあるものを読んだだけで 特許にするあつかましさ
松浦 インテルやマイクロソフトのつくるソフトは世界中の技術を握り、金を払わなければならないようにしている。笑いが止まらんはず。アメリカが日本の技術を持ったら、ちょっとやそっとで外国に出さないでしょうね。
 アメリカはとくにここ20年来、版権・著作権・パテントといった情報の権益保護にものすごく力をいれている。規制してボロ儲けする。
 ゲノム解読に至っては、ほんとうにおかしな話ですよね。そこにあるものを早く読みとっただけでパテントを得られるんですから。

――他国で発見した財産を当たり前のように自国に持ち帰るヤツらです。

松浦 例えばある部分に効く薬品を開発しようとすると、触りもできない。ずるいよね。国際競争にもならない。誰でもつくれるものを特許とるのはおかしな話や。放っていても誰にも真似できないのが、本当の特許ですよ。

良いものは高くて当たり前 それが技術を継承させる
――日本はそういう技術がありましたよね。

松浦 あるある、今もある。東大阪の中小企業はすごい技術を持っているところが多い。○○なら世界一という企業がゴロゴロある。
 すごいのはドイツ。メルセデスベンツを真似してもつくれない。それが本当の技術です。ドイツの産業の要も中小企業ですが、日本と違うのはその重要性をちゃんと認識している点。IT、ITと大騒ぎしてないらしいですよ。  

――どう違うんでしょうか。

松浦 日本は大量生産に傾斜してすべて機械化してしまった。教育もアメリカ一辺倒になった弊害が出てきた。それに、安くて良いものをつくってそれが定着してしまった。一方、欧州は良いものは高いのが当たり前。だから継承されるんです。日本でも良いものは高いと、この頃わかってきた。今後はますます品質にこだわるようになるのではないでしょうか。

――まだ希望はもてますよね。

松浦 ただ日本でも貧富の差が出てきて、安いものを大量に売る商売が結構うまくいっている。かといって、高いブランド品も飛ぶように売れている。うちの女房もそうですが、あれは見栄ですけどね(笑い)。

アメリカ製はボロが常識
――奥さんの代弁をするつもりはないですが(笑い)、モノがいいんです。でも「ええなあ」と欲しい物はすべて欧州製で、アメリカの物は一つもありませんね。

松浦 アメリカ人はアメリカ製がボロやと知っています。アメリカで安物といえばアメリカ・韓国・中国製。だから知識階級の家に行ったらアメリカ製はほとんどありませんよ。
 車はお父さんがベンツでお母さんがボルボ、息子は日本車です。家具はデンマーク、スウェーデン、カーテン生地は日本製、身につけるものはヨーロッパ製です。ビールはアメリカ製が世界一まずいから、日本かヨーロッパ製です(笑い)。


こだわりの職人がいない国は 経済的に衰える

 日本には欧州のようにこの道一筋という包丁職人とか、旋盤工とかすごい職人が中小企業や伝統工芸にまだいます。
 その技術が最先端の技術に生きている。NASAのロケットやコンピュータのハードディスクやDVDにいっぱい応用されている。
 私の見たところ、精魂込めてこだわってものづくりをする職人のいない国は経済的に衰えていきますね。

――日本固有の職人技を継承する風土をはぐくむのに、足りないものは何ですか。

松浦 風潮として危険なのは、情報化の時代・金融の時代といって株や証券、流通 に傾斜することですね。
 アメリカでは小学校からコンピュータ上で株をさせている。ギャンブル化してしまったものを教えて得意になっている。アメリカでは考えを生むことだけに集中して、そこから良いものをつくる過程が欠落しているんです。そんな教育を絶賛するアホな日本人もおりますがね。
 逆に日本は考えを生み出すことが苦手。「なぜそうなるの」と考える力がなくなっています。しかも今日では勉強も努力も苦労もしなくて生きていけるから始末が悪い。

とにかくアメリカに逆らえ
――ほんとうに日本人はボンクラが増えたと実感しています。

松浦 今までは優秀でない人でも大勢雇って5〜10年かかって理想とする社員にしていく、あとは良い機械を使って大量 生産したらよかった。しかし、もうそんなものいらんわな。会社も人を育てる余裕がない。
 教育を変えずに今の状態がずっと続くと、貧富の差が激しくなりますよ。できるヤツのところに富が集中する。努力しても報われないから努力しなくなる。まともに働く人間がいなくなる。社会が良くなることはありませんわ。

――やっぱり教育ですね。

松浦 日本人の誇りを取り戻す教育に根本から変えないといけない。
 ドイツ人は働いた結果、金を得て楽しむことを知っている。日本人も楽しむということを人生に上手に取り入れていかないといけないですよ。
 とにかくアメリカに逆ろうたらええねん。アメリカ的な習慣や教育は人間的成長をもたらしませんからね。
 中小企業が大切にされる社会、子どもと年寄りが大切にされる社会にしないとダメ。
 でも日本はアメリカよりはずっとましです(笑い)

 

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新聞はあやまれ
 あの朝は驚いた。3月11日、朝日新聞朝刊1面トップのカットは「森首相、正式に退陣意向」。あのアホもやっと観念したか、と記事を読むと、森は内政外交に全力を尽くすと述べ、一方で「秋の総裁選を繰り上げて実施したい」と述べたとある。公明の神崎は「事実上の辞意表明と受けとめたい」と語ったが、肝心の自民幹事長古賀や総務会長村岡は「辞意表明ではない」と否定したそうだ。どこが退陣意向や。何が正式や。
 日経も「来月退陣」「党5役に辞意表明」とあったが、それを裏づける記事がない。読売や毎日も横一線だった。
 オレが何も云わんのに勝手に「辞意表明」と書きよる。これで「もうあかん、やめるわ」とネをあげる格好悪さはまぬ がれた、と森は 胸をなでおろしたに違いない。翌日の衆院予算委では余裕綽々、以後「やめるつもりは毛頭ない」と言いまくっている。あの時、新聞が「辞意表明せず」とありのまま報道していたら森は怒りの世論に寄り切られただろう。日ごろ、政治家に「言葉に責任を持て」と説教する新聞が、言葉のウラを勘ぐるのに夢中で一枚上手の自民にしてやられた。政治の前途をわからなくした主犯の新聞は、森に代わってブッシュに、プーチンに、そして国民にあやまれ。

(天満すずめ)

 

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暖かい雪だるま
 雪の日「教育大阪」の取材である小学校にいった。傘を持たずに出たので学校に着くと全身真っ白。グラウンドでは子どもたちが駆け回っていた。取材が終わっても、ほっぺたを赤くしながら、小さな雪だるまをつくっていた。側を通 ると男の子が声を掛けてきた。
 「見て!みんなでつくったの」  誇らしげにいう男の子。雪のように輝く顔に、おもわず笑みがこぼれた。
 最近「凶悪犯罪の低年齢化」が嘆かれており、彼らはその予備軍に当たる。大丈夫だ、なんとなくそう思った。別 れ際に「おっちゃん、バイバイ」、暖かい気持ちで小学校を後にした。でも…誰がおっちゃんやねん、歳はひとまわりしか違わへんぞ!

体面保つしんどさ
 新春に新人社員が進入してきた。どんどん仕事にも侵入し始め、はからずも、先輩になってしまった私は何かと見本にされることが多くなった。また、先輩としての体面 を保つために新しいことを覚えていかなければならないようになり、柄にもなく、早く出勤、遅くに帰宅している。亭主関白の実態とはこんなものかもしれない。
 先日、朝早くからイベントの準備におもむき、朝食を皆でとる機会があった。ここでも先輩ぶりを発揮しておかわりを連発。威厳を保った次第です。こっそりトイレに突入する姿は見せるわけにはいかない。

男の仕事のやり方
 長崎に行った。総務省総合通信局の電波環境保護を訴える講演会だ。プロポーザルで得た仕事は、集客力のある宮川大助・花子氏に漫才をしてもらうというもの。
 当日いやな予感が的中、お二人に企画の内容がちゃんと伝わってないことがわかった。打ち合わせどころか連絡は飛行機の確認のみ。当方は「彼らならちゃんとやってくれる」という勘だけが頼りだった。助っ人の新人マネージャーは右往左往。「Y社内部の問題」とはいうものの、何とかしなくてはならない。機嫌良く舞台にあがってもらうために、大助氏に次善の策を提案した。それを聞いていた花子氏が新人になにやら諭している。「この人は男の仕事のやり方をする」と教育したそうな。「話が違うといって、契約どおりを押しつけるのは女だ」という。
 結局、まじめで誠実な大助氏は当初の企画以上の「電波漫才」をやってのけた。もちろん、花子氏とは一言の打ち合わせもなし。心から笑った。そして、感謝で泣けた。


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トップレベルめざす適塾魂
 平成3年〜6年が平均2.7億円、7年が10.5億円、8〜9年平均が7.8億円。文部省のヒトゲノム研究費はこんなものだった。10年には科学技術庁も加わり97.7億円、11年151.6億円、12年196億円と急増。12年度からは通 産省予算も一気に100億円近くを支出、さらに厚生省も予算を組んだからそれまでとは雲泥の差だ。
 「予算を増やせ」と10年前から主張していたゲノム研究の第一人者・松原謙一氏(国際高等研究所副所長)が「日本が解読したのはわずか6%、予算の割に研究者ががんばった」と言う。先を見ない政策のツケはどうまわってくるのか。
 いま、学研都市で静かな巻き返しが進められている。受講生10人に日本最高レベルの17人の講師陣−−国際高等研究所で3月24日からはじまった「生物情報学適塾講義実習」だ。ぶっ続けで20日間、遺伝子配列によってどんなタンパク質が合成されるかをコンピュータ・シミュレーションで解析するバイオインフォマティクス(情報生物学)の人材を養成する。長らく研究の重要性を訴えながら低予算で放置されてきたという松原氏の忸怩たる思いが、この講座の原動力。講師はほとんどボランティアだそうな。
 「元気がない」日本社会の中でもとくに「沈んでいる」といわれ続けている関西で、このような動きは大歓迎。大阪大学医学部のルーツ適塾からとったネーミングも元気が出る。こんな動きにポンとお金を出せるようになれたら最高だ。誰か手をあげて!!!             

(道下弘子)

 

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「カリスマ」って、なんや
 学生のレポートに「カリスマ」という言葉が多発するのに驚いた。原因は、資料として配付した新聞記事の書き出しの一節にあったようだ。「創業者には、しばしばそのカリスマ性を支え、事業を継承、拡大させる人物がいた。いわく番頭、女房役、同志、参謀…」。その特集記事は、本田宗一郎を支えた藤沢武夫、松下幸之助の経営哲学に帰依した高橋荒太郎らの事跡を紹介したものだが、カリスマという言葉は、この一カ所でしか使われていない。
 よほど印象的な文章なのかと思っていたところ、テレビや雑誌を見て、真の原因に気づいた。世の中、カリスマだらけなのだ。あの叶姉妹は「ファッション界のカリスマ」と紹介されているし、小室哲也は「アーティスト(作曲家とか音楽家とは言わない)のカリスマ」で、浜崎あゆみは「歌謡界のカリスマ」、アンディ・フグは「格闘技のカリスマ」だった。
 ギリシャ語の「カリスマ」が社会学や経営学で使われるようになったのは、マックス・ウェーバーの「カリスマ的支配」の概念が起源だ。予言したり奇跡を起こす宗教家が信者を支配する形態のことで、家父長のような伝統に基づく支配や、近代的な軍隊の司令官のような組織的・制度的な支配のあり方と区別 される。超一流の経営者はある種のカリスマ性を持つが、各界の話題のタレントが軒並みカリスマと呼ばれるとは、さすが八百万の神々のいる日本である。  

有光弘和


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