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■ 19号.2004.09発行


[プロフィール]

千葉敏行氏
1948年大阪生まれ。75年東北大学大学院薬学研究科修士課程を修了、藤沢薬品工業中央研究所に入社、抗生物質の合成研究を担当。85年に東京工業大学留学、87年から同社新薬研究所でカルバペネム系抗生物質の合成について研究。95年学術部に転じて遺伝子治療・再生医学・感染症の調査研究を行う。02年に同社退社。(独)産業技術総合研究所産学官連携コーディネーターに就任、翌年から(財)先端医療振興財団新技術エージェント。各機関・学会の推進委員、評議委員を兼任し、再生医療の発展に力を注いでいる。


再生医療など先端医療技術を育成
ベンチャーの発展に期待

先端医療センターは神戸市の医療産業都市構想に基づき、平成14年に設立された。千葉氏はそこに集まる医療機関や企業のコーディネーターとして活躍している。センターの研究テーマのひとつである再生医療は、白血病や臓器不全の治療で注目されているが、技術や倫理面 など問題も多い。実用化にはそれを受け入れる社会の成熟度を高めること、基礎研究、基盤技術研究を充実させて、日本の国力を上げることが重要であるという。

震災が神戸立地のきっかけ 研究成果を産業化していく

――先端医療センターは何をするところですか。

千葉 三本柱がありまして、まずは医療機器の開発。画像診断を行いガンなどを早期発見する技術で、我々は映像医療と呼んでいます。次が医薬品等の臨床研究支援です。先端医療センターでは臨床治験ができるのが強みですね。もうひとつが再生医療です。ヒトの細胞を使った医薬品の研究開発ですが、まだ基礎研究に近い段階です。

――千葉さんの役割は?

千葉 以前は財団の役職を持っていましたが、動きにくい部分をカバーするために神戸市と財団からの要請もあり会社を作りました。ちょっと複雑ですが、財団の役職はなく、会社を中心とした活動との兼任が可能になりました。今取り組んでいるのが地域結集型共同研究事業という国のプロジェクト。出資は文部科学省の、独立行政法人・科学技術振興機構(JST)ですが、神戸市が地域の中心になって研究成果 を産業化に結びつけるのが目的です。あとはいろいろな研究室をまわって国からの補助金、研究費が有効に使われているかどうかをチェックして、成果 が出てきたら一般の方に還元するためにどのようにすればよいかを考えることも仕事ですね。実際に手を動かす研究自体からは退いて、コーディネーターの仕事に徹しています。

――なぜセンターを神戸に?

千葉 阪神淡路大震災で重厚長大型産業がみんな壊れてしまった神戸市再生のために産業形態を変えようと、医療関連産業を集積する「医療産業都市構想」を掲げたんです。その象徴となる施設の一つがこのセンターで、基本財源は神戸市と企業が出資して、国からの各種補助金で各プロジェクトを動かしています。

再生医療はばむ倫理の壁 問題は社会の「成熟度」

――ここでの再生医療の研究テーマは何ですか。

千葉 ひとつは歯の治療です。インプラント(人工歯根)をしたくても歯周病などで骨(歯槽骨)が失われている場合に、骨髄から取り出した細胞でその骨を作る研究をしています。二つめは臍帯血(へその緒や胎盤に含まれる血液)です。白血病の治療に使いますが、量 が少なくて今は小児にしか使えない。それを増やして大人にも使おうという研究です。もうひとつは血液中の血管の前駆細胞によって血管を再生させる研究で、閉塞性動脈硬化症、村田英男さんが足を切断した病気ですが、この治療などに役立てるように研究中です。さらに研究が進めば心筋梗塞などの治療にも有効であることを確かめたいです。

――再生医療は原料の入手が困難と聞きました。

千葉 日本ではヒトの細胞が手に入りにくい。公式に入手できるのは、献血による血球、アイバンクの角膜、臍帯血バンクからの臍帯血くらいですが、使用法が厳しく限定されています。臍帯血は研究者に配れる体制がようやく整ったばかりで、現時点では供給不足ですが、先端医療センターの臨床研究、歯槽骨再生、血管再生は患者さん本人の細胞を使うので原料には困りません。

――本人の細胞なら拒絶反応もない。

千葉 問題はどう産業にするかです。他人の細胞は医薬品として商品になるけど、自分の細胞を買う人はいない。となると細胞を処理するサービスとして位 置づけるしかなく、産業の規模としては小さい。

――オーダーメイドでは採算があいませんよね。

千葉 だからベンチャー向けの分野なんですね。あと、私が注目してるのはこの分野の仕事は人手が多くかかりますので、雇用創出につながる点です。優秀な人材が多く必要となることは間違いないと思います。

――人件費をどこから出すんですか。

千葉 国の保険では無理なので我々は個人保険を考えています。自分で身を守るというアメリカ的発想です。  また再生医療には何が安全で有効かを調べるために臨床治験が重要です。実用化には厚生労働省の規制に従う必要もありますが、ここには同省の出向職員がいるので、指針などの議論を早い段階から進められます。

――プライバシーや倫理観から再生医療を否定する風潮もありますね。

千葉 いわゆる社会の「成熟度」が問題です。リスク&ベネフィットという考え方ができず、自分だけの価値観でヒステリックに全否定する人がいます。これが問題です。新しい医療を待ち望んでいる患者さんのためにも、是非論ではなくメリットとデメリット、リスクとベネフィットのバランスで議論してほしいと思うのです。倫理にしても、一括りにするのではなく、動物実験の倫理、それを医療として応用するときの倫理というように新しい医療開発の各フェイズごとに分けて考えるべきではないのでしょうか。

欧米の基礎研究は国防費から 企業頼りでは応用研究がやっと

――以前「ゲノムの関東、再生の関西」と千葉さんから聞きました。再生医療は今も関西が強いですか。

千葉 はい。ゲノム、遺伝子解析には東大に国がドーンと多額のお金をつけてるので、その技術は世界でも有数です。優秀な人材も集まっている。お金をかけるほど解析は進みますからね。問題はその先どうするか。いわゆるポストゲノムの問題ですが、日本の悪いところで、そこだけ一気に投資してもあとの評価が不十分だから次に繋がりにくいのです。

――大学は独立行政法人になったので、すこしは変わるのでは?

千葉 根本から変えないと発展しない。大学では基礎研究が重要ですが、アメリカ、ヨーロッパなどではその財源は国防費から多く出ています。要するに軍隊は将来的に必要だと思うことは徹底的に投資できます。それがない日本では研究費の使い方が中途半端になり、徹底した基礎研究投資ができず、企業を中心とした応用研究、さらには産業化に繋げようとしてしまいます。私の持論ですが、軍隊を持つべきであると思うのです(笑)。国防とは鉄砲を撃つだけじゃなく、世界ナンバーワンの技術を育てること、持つことなんです。

情報を囲い込む愚に気づくベンチャーが集まってきた

――ライフサイエンスパークとしてバイオメディカル集積を図る彩都に対し、神戸という立地に違和感を感じませんか。

千葉 クラスター(集合体)とは言ってますが、彩都と神戸では目的を異にしますし、両クラスターは自然発生的にできたわけじゃないし、産学官が連携するにはやはり物理的な距離が遠い。阪大や京大に行くにも1時間半〜2時間ほどかかります。今この距離を何とか縮められないかといろいろ努力している最中です。

――このセンター近隣での連携は?

千葉 一度連携のためのイベントを開いたのですが、中には情報を公開したがらない会社もあるんです。「戻って上司に確認しないとどこまでしゃべっていいかわからない」と言ってね(笑)。「何のための会かわかってるのか」と怒りました(笑)。でも連携のイベントを希望する企業も多くありますので、近々新しい企画を考えています。

――地理的に近くても囲い込んでいたら何にもなりませんね。

千葉 いかに自分の情報を出すかですよ。特許でも「真似されないため」ではなく「使ってもらうため」に取ると考えた方がいい。昔は自社完結型で広がりがなかったけど、今はその反省期でアライアンス(提携)がキーワード。日本の製薬会社も特許を交換し始めている。互いに足りない部分を補完するという発想が必要です。

――関西では、大阪の道修町には製薬会社が集積していますが、再生医療に強いのは?

千葉 製薬会社はあまり手を出してないですね。彼らは安全な薬を安定して供給するのが仕事なので、まだ統一された基準がないこの分野には踏み込みにくい。そこをカバーするのが小回りの利くベンチャーです。ここの環境は彼らにとってとても有利なので今までに60社が進出、あるいは進出を決めています。臨床治験もでき、厚生労働省ともパイプがあるので規制や認可についてもスムーズに話ができる。ここで育ったベンチャーが産業として人の役に立ち、経済的にも神戸を潤す―これが医療産業都市構想のめざす姿ですね。

 

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究極のいじめ
 病気の雅子さんと彼女をかばって問題発言をした皇太子さんは本当に気の毒だ。世間は皇室や宮内庁の誰かのせいにして騒いでいるが、実は国民(我輩を除く)が天皇さん一家をいじめていることが真の原因である。
 たとえばの話。クラスでひとり親衛隊に囲まれ、敬語を使われる生徒がいる。給食も皆と違って吉兆の幕内弁当だが、その代わり、けんか、いたずら、歩きまわる、友だちと騒ぐ、はその機会さえない。いつも品よく愛想よく、好きや嫌いや間違ったことは絶対言わず、欠席すれば根ほり葉ほり詮索され、反発すれば大騒ぎ。これ、究極のいじめではないか。  
 話を現実に戻せば天皇家の男はくたびれ果て、女はつくり笑いが顔面に凍りついている。一家の結婚難は周知のとおりで、女帝が実現したら決定的になるだろう。これが憲法第一章第一条にある「日本国の象徴」の実像である。
 こんな一家の不幸は、天皇さんに「象徴」をやめてもらうことで一挙解決する。皇室文化の継承者として民間の百何十何代「家元」を襲名すれば、冷泉家や裏千家とは段違いに有名な天皇家は千代に八千代に安泰だろう。だが、そうはなるまい。この国には、人の上に人、人の下に人をつくるのが好きな人間が大勢いる。病人や無気力人間が「象徴」であることは理にかなっている。

(天満すずめ)

 

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ホタルを一匹飼ってます
 地道な営業活動の成果か、国土交通省から企画コンペの提出依頼を受けることが増えてきた。企画書づくりは通 常業務と重なるため、徹夜で書き上げることが多い。方向性を決めることに多くの時間を費やすからだ。
  時間のかかる原因は二つあるような気がする。まず何を期待されているのか、わからない。過去の反省点など教えてくれないからだ。白紙を渡され綺麗な絵を描いて、といわれているようである。事前にきっちりと説明してもらえれば、優先順位 を明確にでき、企画書の作成に全力を注げるような気がする。
  もう一つの原因はわが社にある。お尻に火がつかないと動き出さないホタルを一匹飼っているからだ。

(S)

 
建物はまちに生きている

 (社)日本建築材料協会が隔月発行している機関誌を担当、「名建築」の取材を楽しみにしている。初めて知る建物もよく知った建物も、必ず何かの「感動」を誘うからだ。7月号で取り上げた大丸心斎橋店(W.M.ヴォーリズ設計)は、たまに訪れるところ。取材のなかで、設計者が装飾に込めたメッセージやエピソードを知り、見慣れた建物を初めて生きたものとして感じることができた。建設当時、百貨店といえば“ハレ”の場だったから、内装や外装には高級感あふれる装飾が施された。手間も、おカネもふんだんにかけてつくられた建築物が今なお市民に親しまれてまちの賑わいを創出する…こんな建築物の集積がよいまちづくりには求められるに違いない。

(H)

期待されない職人の弁
 このところ「入札」や「見積もりあわせ」が横行している。民間もである。わが社の仕事は基本が「質」だから「量 」で判断されると、そのたびに悩んでしまう。見積もりの判断材料となる「仕様書」もかなりルーズだから、始末が悪い。
  所詮、金額で業者を決めるのだから、質はもともと求められていないのだ。しかし実際に仕事をする段になると当方は自動的に「質の高いもの」をめざす職人になってしまう…。やっかいだが、この癖は直らない。「質の向上」をという注文に応じてスタートしたのにいつの間にか「量 」だけを求められているのにも閉口する。そうや「発注者の能力以上のものはできない」と言うてた人もあったな…。
  入札に負けている腹いせではありません。

(道下弘子)

 

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街角のワンショット
 たまたま大阪市内の道路で写真を撮る機会があった。被写体は一台の車とその前に立つ二人だが、プリントした写 真を見て驚いた。放置自転車にバイク、無遠慮に自己主張する看板、歩道柵にとりつけたタイヤ、駐車禁止を示すオレンジのペイント…。フレームで切り取られた「まち」の一隅にも見苦しい要素がてんこ盛りなのだ。
  国際集客都市というお題目を持つ大阪市にとって、きたないまちは致命的だ。美しい建造物が少ないうえ、その集合体が混沌としているまち並みに、さらに見苦しいトッピングが加わっている。
  美しい都市に住む人々は美しく見えるし、彼ら自身、より美しくあろうとする。品格ある街を歩くときは品のある服装をしようと思い、品格のない街を歩くのなら「どうでもええわ」となるのが人間だ。二〜三十年ぐらい前まで心斎橋筋に買い物に行く時には、みんな一張羅を着ていた。
  大阪市も無策なわけではない。地下鉄などの駅周辺では駐輪場をつくり放置自転車を定期的に撤去している。近年は市民グループによる路上違反簡易広告物撤去活動員(愛称かたづけ・たい)という新制度をつくり、181団体2500人が活動している。が、放置自転車や看板は逆に増える一方という。
  かくなるうえは、せめて自分自身がまちの値打ちを下げないよう、美しく品のある格好で歩くこと…ですね。

(道下弘子)

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眠る若者
 昼間の電車で、若者がよく眠っている。男が多いが、女の若者も結構眠っている。あれほど蔓延していたマンガ雑誌を読む者もなく、“ケータイ”でメールを遣り取りしない時は眠るらしい。『少年ジャンプ』の売れ行きやテレビの若者の視聴率は急落している。
  若者は大学での講義中もよく眠る。口頭の講義ではわからなくても、スライドを見せた時に顔も上げない場合はバカにもわかる。サンプルの少ないアンケートを取ったところ、携帯電話所有率は90%を軽く超え、パソコン所有率は90%に迫る。「よく見るテレビ」は「バラエティ」、「よく読む雑誌」は「ファッション系」や「ヤング系」が多いとはいえ、特定の雑誌に集中せず、いわばバラバラである。コンビニ利用率は高く、「ほぼ毎日」が約40%。自宅から通 っている学生はバイト収入がフルに使えて、友人の目からも豊かに映るという記述もあった。
  そんな大学生がキーワードとして「関西」「ライフスタイル」「伝統的盛り場」などを使うよう義務付けられて書いた答案の一部。「関西へ上京してきてびっくりした」、「やはり我々のライフスタイルになくてはならないのが伝統的盛り場なのではないのでしょうか。盛り場がなくなれば自ら探せば良いのだが、簡単に見つかる物ではない」。日本と日本語は大丈夫かと思う前に、暑さで自分の頭がボケてきたのかと思わせられた。そういえば、試験中にも眠っている学生がいた。

(有光弘和)


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