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■ 21号.2005.06発行


[プロフィール]

浜 矩子氏
1952年東京生まれ。75年、一橋大学経済学部卒業、三菱総合研究所に入社。90年ロンドン事務所長、98年帰国し、経済調査部長・主席研究員などをつとめる。2002年から同志社大学大学院ビジネス研究科教授。著書は「ユーロランドの経済学」「経済は地球をまわる」「超常識塾」など。EU問題などの辛口評論で知られ、地域の重要性を訴える。BBC、CNN、NHK、NBC、ロイター通信など数多くの時事ニュース番組にマクロ経済問題のコメンテーターとして出演する。金融審議会、国税審議会、産業構造審議会などの委員を歴任。


日本の未来を真剣に考えるなら
中国国民に真摯に語り続けよう

講演で聞いた「think global,act localではなくthink local,act globalを」に目を開かれた。世界を動かすのが空疎な観念ではなく具体的な思考であるとするこの人の確信はインタビューでも強く伝わってきた。話は日中関係、ライブドア騒動、アメリカの実像とそれこそ世界に及んだが、すべて一挙に核心に迫り、難儀な問題は笑いとばして爽快だった。

相手が誰であろうと日本は真摯にナイーブに

――現在同志社大学教授として週1度、京都にお越しですが、関西にどんな感想をお持ちですか。

 つかみどころがないですね。大阪はおもちゃ箱をぶちまけたような統一性のないまちですが、京都も私の目には同様にうつります。それと比べると盛岡は一貫性があるし、話題の名古屋は昔っから、“ナゴヤ”以外の何者でもない。

――浜先生には、この場でぜひとも日本に活を入れていただきたいと思っています。
 先ごろ、中国で歴史問題をめぐって反日デモが吹き荒れました。日中国交回復のときの大原則を小泉首相が踏みにじっているのが原因だと思いますが、どう切り抜けていけばいいでしょう。

 相手が中国であろうとなかろうと、またどんな態度をとろうと、真摯に戦争責任を受けとめていることを誠心誠意語り続けるしかありません。中国のやり方が国際ルールに則っていないとか外交常識に反しているとか形式主義的に指摘しても相手が納得するはずがありません。こちらが真摯であれば、いじめてやろうと思っている相手でも大抵黙ってしまうものです。
 日本が未来のことを本気で考えるのならば、真摯にナイーブに、中国国民に語りかける姿勢を示す必要があったと思います。

ドイツは冷や汗のかき方が上手 四六時中ちくちくやられている

――ドイツと日本は内容は異質ながら戦争責任という点ではよく比較されますね。

 ドイツは戦争のことで他国から責められるといつも冷や汗をかきながらきちんと対応しています。最近では冷や汗のかき方が段々上手になっている(笑)。冷や汗をかいている様子がよく見えるから、許しはしないけれど相手は一応納得するのです。ところが日本は汗をかいている様子がないでしょう。だから同じことが繰り返されるだけです。
 一度加害者になったものはその自覚をもって身を処さねばならないのです。ドイツの政府要人がナチスの墓を公式に参拝することはあり得ません。純ちゃんの場合、靖国参拝を公式に見せつけようとしている。しゃあしゃあとこういうことをやり、謝っていればそれでいいと思っている。その頭の悪さといったら、開いた口がふさがりません。まさにゴロツキですよ(笑)。

――ドイツ国民は自国の罪を言われることにどう感じているのですか。

 ネオナチが台頭し、若者のなかには「加害国である」という感覚はうすくなっています。しかしこの国で政治を司る人々は、思想信条は違っても問題に対する反応が非常に早く厳しい。加えて、過去を強制的に思い出させる周辺の国々の存在があります。四六時中、ちくちくやられているわけです。日本は中国のデモでびっくりしていますが、ドイツはしょっちゅうそんな目にあっています。
 日本は何かというとヒロシマ、ナガサキを持ち出して被害者面するでしょう。そこが、ナチスの罪を前面に出すドイツとの姿勢の違いです。唯一の被爆国であっても「加害者」としての罪が薄れるわけではなく、中国に誠意のない対応をするのは筋違いです。

――日本は国連の常任理事国になろうと、その手段ばかり考えて目的を見失っています。言っているのは方法論ばかり。

 日本が常任理事国になることによって国連がどう良くなるのか、ですね。常任理事国のイスが欲しい一心でお金はどうする?憲法はどうする?と考えるのは本末転倒です。

ホリエモン出現で護送船団復活 中国問題と共通する過剰反応

――メディアを騒がせたライブドアのホリエモン、アホですか?浜先生はどうご覧になりましたか。

 アホでしょう(笑)。アホというのは、ホリエモンその人と一連の現象両方に言えることです。ホリエモン出現によって突然、企業が買収から身を守ろうとする気運が高まりました。これはすごくヘンですね。株式の持ち合いは解消の方向へ向かっていたのに護送船団が復活してしまった。
 たかがホリエモンごときでこんなことになる、なんてアホな国なんでしょう、日本は(笑)。

――裁判沙汰を見ていて、おかしいと思いました。

 中国の問題と同じで、すぐに過剰反応します。ガチガチに防衛して、ダメもとでやってみようという柔軟性がない。こんなことではグローバル化した世界でまともに生きられません。そしてホリエモン自身、2、30年経てば西武の堤義明と同じになるかも知れない。そういう体質ですよ。

――日中ビジネスが急拡大していますが、先生は日本が中国のコバンザメになればよいとおっしゃる。

 いいも悪いも、そうならざるを得ないと思います。鎖国でもしない限り。だったら、いやいやなるより進んでコバンザメになって、大いに吸収できるものはすればよいのです。ただ、中国には中国の内的発展があります。コバンザメはコバンザメとして、ホストに与えるものは与えねばなりません。

――明治期の日本外交は毅然とやっていましたが、だんだん幼稚化してきているように思えます。

 全く同感です。政治が幼稚なんでしょうね。一党独裁が続いて頭がお休みしているうちに、レベルが低くなってしまったのかも知れません。内輪のアホ同士ばかりでチマチマ話し合って、これがアホの枢軸ですね(笑)。

――地方行政もですね。大阪市だけではないにせよ、市民税は払いたくありません、アホらしくて。

 大阪市は泥棒です。大阪市こそ投石されるべきじゃないですか。市民は暴徒になって、やってしまえばいいんですよ(笑)。

アメリカ一国主義は終わった 多角主義を見直すことも考えよう

――日本はやはりアメリカについていくしかないのでしょうか。

 一国主義のアメリカがこれからどうなっていくのかはやっかいな問題です。アメリカの経済的な実態と政治的な自己幻想の間に大きな差があります。双子の赤字で世界中から借金しなければやっていけないのに過去の栄光を今の栄光と思っている。このミスマッチをいかに解消していくかが今世界では最も重要な課題でしょう。
 アメリカは強いからではなく、弱いから一国主義になっている。肩肘をはって自己防衛しているんです。

――なるほど、確かにそうですね。

 栄光が過去のものになった今こそ、多角主義(自由、無差別、互恵の三原則に基づき、特定の相手ではなく誰とでも等距離で取引する)を見直してもいいんじゃないでしょうか。 
 今は世界の核になれる力のある存在が誰もいないから、みんな特定の相手と貿易をして、囲い込みしている状況です。それではだめになります。ドングリの背比べでもたれ合うしかなくなるとすれば、一所懸命もたれあいの構図をみんなで保っていかねばなりません。
 21世紀的な多角主義がどういうものなのか、WTOなどで議論すべきだと思います。これは最近興味を持ち始めて、研究が必要だな、と思っているテーマでもあります。

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一枚の絵
 前を向くと前、右を向くと右、それしか見えないのが人間と思っていたら違うようだ。養老さんの「バカの壁」によれば、目と鼻の向きが違う人物を描いたピカソ、よそ見しながら車を運転できる中田英寿らには常人を超えた空間認識能力があるらしい。視野の外側を見ているピカソ、自分周辺の鳥瞰図を刻々脳内に描く中田。彼らのまねをして一枚の絵を描こうと試みた。題材は手始めに日露戦争。それは軍事大国ロシアの圧迫を小国日本が命運をかけてハネ返したまぎれもない自衛戦争だったが、罪のない清国を戦場にし、そこに侵略の足場を築いたという意味で傍若無人の悪業でもあった。無論、日露戦争という巨大現象を実際に絵にするわけではなく、乏しい想像力で動かす脳内イメージにすぎないが、とかく正邪に割り切りたがる単純思考を脱し、多少は長持ちする歴史認識を身につけたいと思ったのである。しかし、最近の中国反日騒動以来、脳内活動は停止している。いくら念入りな絵を描いても日本の運命に関心のない中国人に見せたら激怒するか冷笑するだけだろう。しょせん歴史は国内限定商品でしかないのである。

(天満すずめ)

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わが講演のスピードに愕然
 ありがたいことにホームページ制作が好評だ。実績は50社を越え、年間を通したメンテナンスも受注している。少し自信が芽生え出したところ、京阪神の若手事業者でつくる「マイルストーン倶楽部」から講演を依頼された。
 与えられたテーマは「インターネット」。あまりにも茫漠としていたが何かの理由で総論が求められていると判断した。はじめての講演で緊張はしていたものの、得意分野なので「楽勝」と思い込んでいた。ところが話は意外に早く進み、予定時間に満たない内に終わってしまった。総論とは逆にテーマを絞り、実務情報も盛り込んでいたら、時間が足りないくらいだったに違いない。
 今まで多くの講演を聴いたし、話をする材料がなかったわけでもないのに、この始末。経験不足を思い知らされるいい機会だった。

(S)

 

出たとこ勝負のアニマに 難問
 大阪市の阿倍野再開発地区イメージアップ計画なる業務を請け負った。しょっぱなに厚い壁にぶちあたった。イメージアップの到達イメージがどうもないらしいのだ。今まで議論されなかったのだろう。結局「こうありたい」姿を提示いただけなかったので、アニマで到達イメージをつくり、コンセプトフレーズをひねり出し、カレンダーと広報誌のターゲットを「ジモティー(若者用語で地元の人)」に絞りこんだ。
 広報誌の制作に当たってはボランティア活動を訪ねたり、おばちゃんレポーターに銭湯の体験取材をしてもらったり…取材したのは22人以上。足で稼いだ「ジモティー」特集は好評を博し、アニマが描いたまちのイメージが評価されているという実感をもてた。
 明確な到達目標をつくること、それに向かって前進すること…出たとこ勝負のアニマの空気を吸っていると、これがさらに難しい。

(H)

 

「礼」のある日本で気持ちよく
 皇太子殿下のご臨席を仰ぐイベントの<接遇班ディレクター>をおおせつかった。運営は行政機関の人々がすべて行なうから、当日の役割はなく、若い女性職員が湯茶接遇をちゃんとできるよう事前に即席「研修」することが仕事。
 宮家の接遇経験のある姉に助っ人を頼み、湯茶接待のロールプレイングをした。服装・靴・髪型、「生足、スッピンはあかん」をはじめ、人を接遇する心構えなど、家で躾られるはずのことにも言及しなければならなかった。
 この仕事のおかげで20年ぶりに「礼法」の本を読んだ。人をもてなすとはいかに気持ちよくいてもらうかで、思いやり・譲り合いの心が基本だ。「礼」というとカタチに眼が行きがちだが、相手を察する「心」を基本に合理性を加味してカタチにしたものだ。もちろん、自省することもあった。
 みんなが「礼」の心をもち、接遇マナーを身につける。どこでも気持ちよく暮らせて、治安の良い日本が復活する――「礼」の心でつくったドラゴンボールを、あっちゃこっちゃに投げたろか。

(道下弘子)

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Y染色体の議論
 政府の「皇室典範に関する有識者会議」(座長・吉川弘之元東大学長)が皇位継承ルールを検討している。同会議は「『男女平等論の立場から女性天皇を認めるべきだ』という議論はしない」ことを確認したようだが、女性天皇容認が主流なのは言うまでもない。
 ここでひとつ、考慮に入れてほしい要素がある。遺伝という科学の側面である。
 染色体は雄はXY、雌はXXと、かつて生物の授業で習った。Y染色体をもつ精子が受精すると雄が生まれ、X染色体を持つ精子だと雌が生まれる。Y染色体は父親からそのまま受け継がれるが、性を決定しない常染色体は父母から半分ずつ子に受け継がれる。この染色体は精子や卵子をつくるときに<染色体交叉>をして混ざり合う――つまり、新しい組み合わせの遺伝子を持つ染色体ができあがる。女系一世代ごとに遺伝子が半分になっていくから、世代を重ねるごとに元の遺伝要素は拡散してしまう。
 日本では女性天皇も存在したが、男子皇族のY染色体は途絶えたことがないらしい。つまり今上天皇の父親をたどっていくと、古代の天皇に真っすぐ繋がるというのだ。
 古代から受け継いできた男系皇族のY染色体。ここで途絶えるかも知れないという大きな問題を、皇位継承議論が孕んでいることを忘れてほしくない。

(道下弘子)

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高卒・ロッテの快進撃
 プロ野球の交流試合が始まっても、千葉ロッテマリーンズの快進撃は続いている。人気のセ・リーグと互角以上に戦う選手はどんな人かと調べてみると、ほとんどが高校卒であるのに気付いた。ハワイパシフィック大のベニーや日本体育大の抑えのエース小林雅英もいるが、帝京大の捕手里崎を除き、高校卒で固めていると言ってもいい。かつての、強かった西武ライオンズを彷彿とさせる。
 日本の高学歴化はスポーツ界に及び、大相撲では幕内以上の42人のうち、外国人10人を除く、残りを高卒と大卒がほぼ二分している。八場所ぶりに関脇に復帰した土佐ノ海は同志社大出身。小結の琴光喜は、相撲界に18人の力士を送り込む日本大学の出身だ。ただ一人の横綱を持つ高砂部屋の総帥は、マンガでも人気キャラクターだった近畿大学出身の高砂親方(元・朝潮)だ。
 「東大出は会社を潰す」とか「高卒の取締役の多い会社はいい会社」と、かつて産業ジャーナリストは毒づいた。近年、大阪モノレールは社員全員が大学卒で、「日本一、学歴の高い会社ですよ」とかつての幹部から聞かされるようになった。バブル後の廃部続出で、社会人を経験したプロ野球選手は今、急減しているという。例外的に東日本、東海、九州などのJR出身だけが増えているのを民営化の成果と言えるかどうか。JR事故を考える気はないままに、今日も野球を見る。

(有光弘和)

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