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■ 6号.1999.09発行


[プロフィール]

松井三郎氏
昭和19年大阪生まれ。43年京都大学大学院衛生工学科修士課程、47年アメリカ・テキサス大学大学院博士課程修了。茨城県鹿島臨海工業地帯建設事務所主幹、金沢大学助教授を経て、現在環境質制御研究センター長。環境問題では多方面 で活躍中。


環境汚染問題を突き詰めないツケが回った日本
本当に恐いのは飲み水より「魚」

深刻な内分泌撹乱を引き起こしても、影響が視覚的にとらえにくい環境ホルモンだが、水俣病などの研究を進めていれば、もっと早くその存在に気づいたはず。「環境問題は何事も“水に流す”ような場当たり的な処理ではなく、とことんやらなあかん」と松井教授。環境ホルモンというミクロの世界から衛生問題の実際の対応策まで幅広く水環境の研究に取り組み、日本人に向けて水の大切さ、恐さを警鐘しておられます。

大阪市民よ、安心するのはまだ早い
――環境ホルモンが問題になって、学校給食の容器もアルミに変えたという話をよく聞きますね。

松井 しかし、実際は食器から出る量は少ないんですよ。口に入る量 の方が多いという点では、魚などを通じて摂取される方が問題です。水の専門家が気にしているのは、化学物質が最終的には海に流れ着き、食物連鎖で魚が汚染され、その魚を我々が食べるということです。日本は欧米の10〜20倍の魚を食する民族です。魚から動物性タンパク質を補給する民族でありながら、海や川を汚していることに関してリスクを感じていない、対応が鈍いことが問題だと思っています。

――大阪の水道局が高度浄水処理水を全域に導入したとPRしてますが。

松井 飲み水の安全性を高めるという意味では、高度浄水方法は意味があると思います。しかし、飲み水を安全にしたらよいという考えには死角がある。本当に恐いのは魚の汚染です。魚の汚染についての情報がないから安全だと思いこんでいるだけで、汚染された魚から体内に取り込まれる量 の方がはるかに多い。大阪市民は飲み水がきれいになったと安心していますが、それは違う。淀川の水をきれいにしないと根本的な解決にはならないのです。もっと下水処理、工場排水、農薬対策を強化しないといけない。

――あまりにも目先の事象にとらわれすぎているんですね。

松井 物事を順序立てて考え、問題点を突き詰めようとしないノー天気な日本民族の悪い癖ですよ(笑い)。政治でもそうですよ。難問題の根本を考えずに、「当面 はこれでいけそうだ」で妥協してしまう。ゴミ問題にしても、環境ホルモンにしても、付け焼き刃できたから最後に大きな問題として跳ね返ってくる。今まで場当たり的にやってきた日本人が一番不得意とするところですね。

――まさに「水に流してきた」わけですね。漁食民族でありながら、水質汚染に関心がない日本人にこの研究所から大いに警鐘を鳴らそうというお考えなんですね。

きれいな海は人間排泄物の肥料還元で
松井
 実は太平洋を化学物質で一番汚染しているのは日本です。毎日5万種以上の化学物質をつくっています。例えばこのテーブルに使われている可塑剤も環境ホルモンの一種です。そういったものがゴミとして処分されて雨水で溶け出したり、工業廃水として最終的には海、特に太平洋に流れ込む。ところが、日本の政府には太平洋を汚染しているという考えは全くないのが問題ですね。
 実は海を一番汚しているのは化学物質ではなく、人間の屎尿なのです。先週もストックホルムウォーターシンポジウムで屎尿のサニテーションについて議論してきました。国をあげてのイベントで、国王や王妃も参加する晩餐会も催されるので、“もう一生使うことがない”と思ってつくったタキシードが役立っているのですが(笑い)。座長をつとめた都市環境の長期的解決に関するワークショップで、人間の尿と便を分別 して回収し、肥料として農業に還元するという方法が議題に上りました。地球上の水をすべて使っても下水道を整備できるのは10億人に過ぎない。残り50億人は屎尿を海に垂れ流すことになる。排泄物を“水に流す”ことによって、自ら飲めない水をつくているのが現状です。いかにして屎尿の垂れ流しをなくすかを考えないと水の汚染対策は進まないのです。
 このワークショップでもうひとつおもしろいと思ったのが、スイスの連邦工科大学が提供したペットボトルを使った水の殺菌方法。片側を黒く塗ったペットボトルに水を入れて屋根の上に置いておくだけの簡単な仕組みですが、50℃まで上昇する水温と紫外線によって水が殺菌できるので、安全な飲み水が確保できるのです。

――それはシンプルで即実行できるアイデアですね。

松井 シンポジウムで大事なのは、学問的な情報交換ではなく、本当に解決するには何が問題かを議論することなのです。

影響は生まれてくる子どもに出る
松井 先ほど話に登った可塑剤はすごく厄介な物質です。強度を調節するために全てのプラスチックに含まれていますから。しかも昔風の試験では毒性がでてこないんです。
 昔、化学物質は、マウスやラットに餌とともに物質を与えた場合にどれくらいの量 で死に至るかという動物実験で毒性の有無を判断していました。今から考えるとすぐに結果 が見える分、雑な試験だったといえるわけです。
 ところが、発ガン性物質が出現した。これはガンにはなるが死なない。しかも、自然状況下でもガンになることもあるので、「これだけ口にしても安全です」という基準を見つけにくいんです。動物実験をもとにようやく「人間の寿命を70年と仮定し、その物質の影響でガンになる確立が10万人に1人ならO.K.」という基準を設けたのです。
 ところは今度は内分泌撹乱を起こす環境ホルモンが登場した。生死やガンの進行で判断できないので、何を基準にすればいいか困っているのが現状です。環境ホルモンは成人が汚染されているレベルでは、悪影響が見えない。しかし、生まれてくる子どもには悪影響を与えていることがある。だから、生まれてくる子どもが奇形を起こしているかどうかがひとつの基準になります。

水俣病を徹底研究しておれば避けられた
――今、話題になっている生殖能力の低下も影響のひとつですね。

松井 外見上すぐにわかる結果が出ているから話題になるのです。例えば、イボニシという巻き貝がインポセックスになるのは、男性ホルモンから女性ホルモンをつくる段階で有機スズが阻害しているからと考えられています。有機スズは人間にも同様の影響を与えるはずです。ただ、人間の体内に取り込まれる量 が少ないため問題を起こしていないだけなのです。
 また、フロリダ半島に住むワニのペニスが小さくなるという問題も大きく報道されました。外見上の問題ばかり取り上げられますが、見えない脳の発達にも影響を及ぼしている可能性の方が問題です。脳の発達は男性の場合は男性ホルモンが、女性の場合は女性ホルモンがリードしています。ワニのペニスが小さくなったのは男性ホルモンと女性ホルモンのバランスがくずされたことの結果 といえます。だから、外見上の生殖器の異常に加えて、脳の発達過程にも影響を及ぼしているかもしれないと危惧しているわけです。
 実際に、PCBに汚染された米ぬか油を口にしたという台湾の事例を調査すると、生まれた子どもの知能指数が明らかに低いという結果 が出ています。これは日本がいかに研究を怠ったかを示しています。台湾の事例は日本のカネミ油症事件に非常に似ています。また、有機スズの構造は有機水銀に似ているので、水俣病の延長とも考えることができます。両事件の後、研究を重ねていれば解決できたはず。水俣病、イタイイタイ病、カネミ油症事件など、化学物質が原因で死亡者や重傷者を出した事件を3つも起こした国は日本だけ。なのに、政治的解決だけで逃げてしまい、何が原因か、どうしたら同じような事件を起こさずにすむかなどをとことん研究しなかったために、形を変えた問題に対処できないのです。水俣病についても、水銀を口にした母親ではなく生まれてきた子どもに影響がでる点など、まさに環境ホルモンと同じなのです。環境問題に取り組んでこなかった大きなつけが回ってきているんです。

日本の事件から ダイオキシンを発見した外国勢
――「もう少し環境問題にきちんと取り組んでいれば…」と悔やまれますね。

松井 実は、日本でPCBの問題が起こったときに最初に追っかけはじめたのはDDTの研究をしていたスウェーデンのグループなのです。DDTを分析をすると何か違う汚染物質が存在する、それがPCBではと考えていたときに事件が起こったため、日本のPCBの研究を始めたのです。PCBの研究はすぐにピークを過ぎた日本とは対照的に、このグループが研究を進めた結果 、さらにPCBとは違う汚染物質があると判明した。それがダイオキシンなのです。つまりスウェーデンのグループはDDT、PCBと研究した結果 、ダイオキシンにたどり着いたといえます。
 日本の場合は、研究を続けようと思ってもお金がつかない。本当は水銀やPCBについて何もわかっていないのに「まだ水銀やPCBやっとんのか!」と、こんな感じです。起こっている問題を究明しないうちに研究費が打ち切られるので、途中で放棄してテーマを変えてしまう。だから本質的解明につながらない。今、環境ホルモンの問題を研究していますが、すればするほど「なぜもっと研究を続けていなかったのか」と思うことばかりです。日本の研究は熱しやすく冷めやすいから、あとでドンッとつけが回ってくる。環境問題はとことん解明しないと解決しませんよ。これだけは必ず書いておいてくださいね(笑い)。

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江さん、金さん、元気で
 長生きはするもんじゃ。君が代を歌わない、靖国神社に参らない非国民に「この国から出て行け。無法者めが」とおおっぴらに言える時代がやって来た。地域振興券にケチをつけるような奴には「お上のご政道に口を出すのか」と一喝すればよい。公明党は創価学会の別 動隊などとデマを流すやからは野中に取り締まらせる。電話を使えば安心と思うな。ちゃんと傍受するんだから。
 お隣の江だんなもがんばってるな。法輪功の本やビデオを公開で焼いたり潰したり。アメリカにいる主宰者に逮捕状まで出した。相手は柳に風の一億人じゃが、江さん、容 赦なくやってくれ。台湾の李が「国と国との関係」と言った途端に「見くびるな」と大きく出たのも偉い。もっともそのせりふは台湾に言うたのだと最近まで勘違いをしていた。わしも勘が鈍ったな。
 こもりきりの若だんな金さんも相変わらずらしい。次々と騒動を起こして無理やり人目をひく才覚と言語の限界に挑む脅しで、何をするかわからん男という威信は高まるばかりじゃ。
 とにかくこの三軒、最近どことなく似てきた。歌いたくない奴に歌わせる。言いたい奴に黙らせる。見たくない奴に見せつける。この快感はこたえられんなあ。江さん、金さん、暑いけど元気で。

(天満すずめ)

 

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環境や人に やさしいけれど…
 先日、某建設会社のISO14001取得パンフレットを短期間で作成した。前号でも環境対応型接着剤「ルビロンAAA」のチラシを作成したとご報告させていただいたが、今年に入って「環境にやさしい」や「人にやさしい」といったフレーズのものがアニマの制作物のなかでも多くなった。 牛丼屋の「うまい、やすい、はやい」じゃないけれど、よい物を安く、早くつくるのは当たり前の時代。アニマの春木も牛丼屋に負けないよう汗かき、ベソかきやり抜くゾ。  環境や人にやさしくて、なおかつ私にもやさしい仕事が一番うれしい!短期間で作業するのはちょっとばかりやさしくないようで…。

ふあふあクラゲが うらやまし
 年に2回、海遊館の事業案内「プレスキット」改訂のお手伝いをしている。今年は改訂直前に「ふあふあクラゲ館」がオープンしたため、それに伴う変更が多く見られた。
 「ふあふあクラゲ館」は、日本沿岸に生息するクラゲを中心に7種類350点のクラゲを見ることができる展示室。みなさんも一度出かけてみてはいかが?
 などと原稿を書くのも辛いのが私の現状。実は6月末から椎間板ヘルニアを患い、座っているのがひじょ〜に厳しい。注射のおかげで5分と座ってられない最悪の状況は抜け出したが、今も1時間ごとに腰を伸ばしたり、厳しいことには変わりない。さらに腰痛と同じくらい厳しいがこの注射。ヘルニアに刺激されて起こった神経の炎症を抑えるものだが、めちゃめちゃ痛い。心拍数と血圧をチェックしながら注射液を注入するという代物。終了後も5分間、心拍数と血圧のチェックが続く。こんな思いをしながらも症状はスカッとせず、徐々にしか回復してくれない。
 地下鉄で「ふあふあクラゲ館」の広告を目にする度に「腰のないクラゲになりたい!」。

アニマはちゃうちゃう
 このところ、ありがたいことに優秀な人たちと仕事をすることが多い。いずれも土木・計画・建設分野だが、いっしょに仕事を進めていて本当に気持ちのいいものだ。  バランス感覚がある、目的が明確、反応が早い、指示も的確、私のウルサイ指摘もちゃんと受けとめていただける……などなど。変わり種ではNGなしで上手にナレーションした殿方もいた。だから仕事も手戻りが少ないし、もっともっと良いものをつくりたい、役に立ちたいと思う。  この反対の場合、ぬかるみの世界に陥ることがある。目的が明確でない、誤った指示や修正がたくさんの紙とともにやってくる、仮にもこの道で飯を食っているこちらのアドバイスにも聞く耳を持たない。こうなると、もう何をいってもしゃあない「はいはい、いわれたとおりにやりまっせ」。  無論「ぬかるみ」の方は、幸いなことにアニマの話ではない。同業者から聞いた話だが、心から同情する。「アニマさん、適当にやっとくのが一番ですわ」と諦め顔でいう同業者の顔を見たら、思わずこんな言葉をつぶやいた。   
アブラとちゃうちゃう   
ベタベタちゃうちゃう   
アニマはちゃうちゃう

 

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「リストラ」とはなんだろう
 すっかり日本語になった「リストラ」は、人員削減とほぼ同義に使われている。「リストラで会社を辞めました」とか、もっと直接に「リストラされました」という表現も聞いたことがある。戦後の混乱期、人員削減は「首切り」と言われた。JRの前身、国鉄の労組では「合理化反対」のスローガンすらあって、「首切り」となれば長期闘争は必至とみられた。いま、「合理化」は善なる言葉となったので、これに異を唱えるのはよほど勇気のある人か、変人とみられる。悪のイメージ「首切り」に代わって、人員削減を示す別 の言葉が登場したのは、第一次石油危機後の「ヒト、モノ、カネの減量経営」だった。
 そして、今は「リ・ストラクチャリング」を縮めて「リストラ」。もともとは経営学で、方法を変えてみる「リ・エンジニアリング」では抜本的改革は難しいから、組織や仕組みを変えるという意味でつくられた言葉だ。ところが、組織や仕組みを変える前に、リストラという名の人員整理が先行する。今回の第一勧業、富士、日本興業の三銀行の「統合」でも、三年後に個人金融、法人金融、證券などの各事業を統合・再編成するのに先立って、従業員を六千人減らす計画がまず動き出すと伝えられる。再編後の「ストラクチャー(機構)」は構想程度で、まだはっきりしない。6人で1人が減る「イストリ(椅子取り)」だけを「リストラ」と呼んでほしくない。 

( 有光弘和)


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