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■ 7号.2000.02発行


[プロフィール]

平峯 悠氏
1964年に京都大学大学院修士課程を修了、大阪府に入庁。95年土木部長に就任。97年からは阪神高速道路公団理事。昨年6月より現職。94〜95年土木学会関西支部「人と風土に根づいた都市・地域づくりに関する調査研究委員会」委員長。98〜99年「これからの社会資本整備に関する調査研究委員会」委員長など多数。89年に泰山塾(現地域デザイン研究会)を創立、代表として都市・地域づくりに広い視野から取り組んでいる。


「スルッとKANSAI」で一歩前進
自由に動けるモノレールに

「スルッとKANSAI」に加入し、元気な大阪モノレール。昨年6月に社長に就任した平峯氏は、「公共交通 機関はゆったりと、自由に動ける環境を創出するもの」が持論。「仕事をするならその道のプロになるべき」という考えのもと、「鉄道のプロ」をめざし邁進している。

「スルッとKANSAI」 加入で一人前に
――「スルッとKANSAI」に加入されましたが、なぜ今なのですか?

平峯 お金がなかったから(笑)。改札や券売機の変更に12〜13億円かかりますが、加入しても利用者が増えないとモノレールとしては儲からない。今までは利便性と資金面 を秤に掛けると、時期尚早ということで見送らざるを得なかったわけです。今年度は減価償却後に黒字になる見通 しも出ましたからね。

――「スルッとKANSAI」の加入は一人前になったという証ですね。

平峯
 乗降客数や収入面では関西私鉄の中でランクが少しずつ上がっていますからね。

――乗降者数の増加に伴ってモノレールの本数も増えればいいのですが。

平峯
 あと1編成あれば、現在の運行間隔12分を8分30秒間隔に短縮できます。ただ、現在7万5,000人程度の乗降者数を1万人増やす必要があります。そうなれば必然的に1編成増やして8分30秒間隔にせざるを得なくなるし、増収分が黒字になります。でないと1編成7〜8億円かかるので難しいでしょう。

公共交通機関の役割は あらゆる人々が 快適に利用できること
――これからの鉄道はどうなると思いますか?

平峯
 鉄道を含めた公共交通機関がようやく変わるのではと考えています。鉄道を「人間という名のモノを運ぶもの」だと思っている人が多い。だから、200%を超える乗車率が高く評価されたり、空いてると「もっと混まさなあかん」となる。アメリカ西海岸のBARTのように、ゆったりとした環境で移動できるのが公共交通 機関の本来の姿なのです。
 5大私鉄の乗降者数が落ち込んでいる今ならそういう議論ができると思っています。運賃を上げて輸送力を増強するのを誰もサービスとは言わない。新型車両の導入など、利益には直結しないサービスの向上を積み重ね、トータルでプラスにするという話し合いができるような気がします。
 利用者が減っているからといって運行本数を減らすと公共交通機関にならない。乗用車との競争に敗色濃厚だったイギリスの2階建てバスも、運行本数の増強によって赤字を解消したそうです。その点「赤字でもすべき事業は進める」と地下鉄網の充実を図っている大阪市は、よくわかっていると思います。モノレールもそうあるべきですが、郊外に出ると「儲からないものは…」となってしまう。千里を自由に動ける街にし、モノレールをメイン公共交通 機関にと考えています。ただ、いかんせん、どこにもお金がないらしい(笑い)。
 「今日も会社、学校に行かなあかんのか」と暗い顔をしている強制トリップよりも、旅行・買い物などでうれしそうな顔をしている自由トリップが大切だと思うんです。お国のためになる強制トリップを尊重するため、自由トリップに罪悪感を持っていたのが日本の社会。「混雑を引き起こし、荷物を運ぶ邪魔になる」とマイカーを抑えトラックを走らせてきたのがいい例です。これが間違っている。自由に動ける人が増えてくると、交通 はもっとおもしろくなるはずです。

地域デザイン研究会は 官と民のコーディネート役に

――ところで、大阪府はじめ行政マンに向けて今言うべきメッセージは?

平峯
 自分は交通や計画のプロ、専門家になれる、なろうと思っていた。役所の人間が本当に仕事をするつもりならプロにならないと。そういう人が少ないんじゃないかな。それに、業者と付き合うなという話もありますが、民間にもたくさんいい人がいるのだからどんどん交流を深める必要があると思います。

――そういうお考えだから、地域デザイン研究会というまちづくりの任意団体ができたのですね。

平峯 今、NPO法人にしようかと検討しています。それぞれの役割と責任を明確に分担した上で、成熟した市民と行政、NPOが一体となってまちづくりを進めることが問われています。市民と行政のコーディネート役として両者を結び、具体化させていくプログラムをつくることができればいいですね。

――入庁時に「これがしたい」という仕事はありましたか?

平峯
 都市計画がしたかった。と言っても“絵を描く”のではなく、係数や統計が好きだったので「数字で都市をつくることは可能か」と考えていました。人の行動がわかるパーソントリップ調査が好きで、人の流れを上手く切ったりつなぎ方を考えればもっといい都市になるのではと考えていました。残念ながら今はパーソントリップから動く目的(質)をなくして量 だけで見るようになった。

――今の仕事にも使えるとお考えですか?

平峯
 例えば、イベントの種類、場所とそれに伴う人の流れを調査すれば、イベントの効果 的な集客に役立つと思います。ただ、今更計測する気はない(笑い)。そういうことによって世の中を変えようという試みは、誰かがしないといけないと思います。

――平峯さんじゃなく“誰か”なんですか?

平峯
 もう誰かですよ(笑い)。やる気のある若い人達に任せないと。

 

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止まらぬひび割れ
 元旦にはツルッとしていた餅が細かくひび割れてきた。さざれ石が集まって大きな岩になるという「君が代」は超物理的願望で、実際には岩が崩れてさざれ石になり、砂になり、元に戻ることはない。そんな成り行きは社会も同じではないだろうか。
 まず国が崩れてきた。目先の欲から子孫に大借金を残す国債を乱発する。若者は国の将来が不安だから国民年金の保険料を払わない。会社も崩れ始めた。生き残りのため人員整理すると社員の愛社心も雲散霧消する。政党も労働組合も家族も暴力団やオウムも崩れてきた。海外も似たようなもので、ソ連という国は崩れてしまったし、インドネシアでも中国でもアメリカでもひび割れが進んでいる。崩れていく地盤の上で人々が未練たらしく愛国ごっこや信仰ごっこや家族ごっこをやっている。
 エネルギーが際限なく拡散していく現象を熱力学では「エントロピーが増大する」というそうだが、それはある範囲内のことで、外部から熱や力が加わると話が違ってくる。砂が溶けて蒸発することもあれば岩に逆戻りすることもある。人間の世界でいうと、侵入した外敵に奴隷にされることもあれば、侵略の危機が社会の求心力を呼びさますこともある。明治維新や共産中国の誕生がその例だ。
 いずれにしても西暦2000年の今、地球のひび割れを止める妙薬はないものか。あかぎれにメンソレを塗りながら、そんなことを考えている。

(天満すずめ)

 

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あいさつの重要性を再認識!
 先日、「教育大阪」と「いきいき活動だより」の取材をした。どちらも大阪市立小学校の放課後活動“いきいき活動”を題材とする読み物。“いきいき活動”とは、子どもたちの自主性を尊重した児童主体の活動教室。みんなで宿題をしたり遊んだりする。
 “いきいき”では、普段授業で教えてくれないことを教えている。あいさつもその一つ。最近はあいさつしない子どもが増えていることを取材を通 して知った(そういえば大人も増えている)。昔は当たり前だったあいさつも最近ではそうではないらしい。一体保護者はどういった教育をしているのだろうと、考えこんでしまった。
 人間関係はあいさつに始まり、あいさつに終わるとはよく言ったもので、基本のできていない人間に決して大成はないと私は信じている。
 社会人の一人として、そしてアニマの社員の一人として、あいさつはくれぐれも怠ることのないよう気をつけたい。

よい環境があってこそ よい結果 が生まれる
 人は環境に大きく左右される。
 同じことをするにも騒がしい、静かといった環境の違いで、結果に何らかの差があらわれるという。
 先日、大阪府郊外の神社リーフレットをつくった。緑豊かな静かなところで、窓から吹き込む初夏の風の心地よさに感動すら覚えた。たとえば、こんな環境の中で仕事をしたり住んだりしたらどうだろう。穏やかな気持ちで物事もゆったり考えられそうな気がする。多少は性格も丸くなるかもしれない。
 自然の影響力はすごい。身の回りにある一番身近な自然は「人間」だと私は思う。ところが最近この身近な自然が、養殖や培養されたものになってきたような気がする。これも、人工過剰の社会環境が与える影響なのだろうか。アニマは常に問題意識をもって、微力ながらもよい環境からよい影響を生みだす努力をしたい。

社内報に見る組織の病理
 ある組織の社内報と社外PR誌を提案した。もともと社内報とおぼしきものは3〜4カ月に1回発行されてはいたが、情報が古いうえ希薄で、カラー印刷の多彩 さだけが異様だった。
 通常、社内報は社史などを編纂する際に第一級の資料として活用できるものだが、これではとても役にたたないだろう。話を聞くと他の組織と同様やってやろうという活力や求心力はかなり低下しており、「できない」理由を並べる社員が多いという。
 最近、小さな不祥事をきっかけにガタガタになった会社と、逆に傷手をバネに見事信用を高めた会社があった。対応のスピードが明暗を分けたとすれば、運不運の差とはいえない。そして機敏な対応は、自分の仕事以外すべて他人事で誰かが誰かの足をひっぱるような組織では到底望めない。そんな組織に活力や求心力が生まれるはずもない。
 わが社も具合の悪いことにはすぐさま対処しますので、厳しいご意見をお待ちしています。

 

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公務員倫理規程 ほんまにええの?
 利害関係者とは割り勘でもゴルフ・旅行は全面禁止、夜の会食も原則禁止−−。今年4月に政令として定められる公務員倫理規程案に新聞各紙は大方賛同している。
 「ちょっと一杯飲んで帰ろか」がダメらしい。残念ながら当方は一応女性なのでこちらから誘うことや、誘われる機会は乏しいが(魅力がないから?それはさておき)、公務員の中にも人生の先輩・友達としてつきあいたい人はいっぱいいる。彼らだってそうだろう。しかも、仕事に対する姿勢や考え方を話し合う時間は昼間の打ち合わせではなかなか得難く、情報通 信が発達したからといってメールでどれほど意志疎通ができるだろう。能力をめいっぱい発揮していただきたい行政マンには、広い視野が必要だし、それは“外界”と広く、深く接触することによって得られる。それを十把一からげに禁止するのはいかがなものか。
 「とりわけ若い公務員がこの倫理規程を率先して実行すべし」とのご高見はさらにいただけない。増え続ける視野の狭い日本の若者に、ますます勉強の機会を遠ざけるようなものである。
 “民間業者”の一人として大いに疑問を投げかけたい。
 勘ぐると、国のパワーエリートはそんな構造にはまっているということナノ?

(道下弘子)

 

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フロは内、メシは外
 単身赴任者の多い団地に住んで、今更ながら驚くことはチラシの多いことだ。最近では、料理材料セットの宅配と“フーゾクの宅配”が宣伝合戦の様相を呈している。
 もともと、家庭内で対価を伴わずに行われてきたことが「外部化」して、産業になっていくのは20世紀末の先進社会の特色なのだろう。塾、ファミリーレストランあたりから始まって、介護保険ともなれば国を挙げての制度化だ。コンビニエンスストアで買う弁当は、手数と価格を考えれば並みの専業主婦がコンスタントに作れるものではない。食品の加工・保存技術の進歩と新しい店舗経営形態が「外部化」を成功させた。
 21世紀に残っていく家庭の機能はなんだろう。育児、掃除、洗濯、睡眠の環境、テレビを囲む団らん……。入浴だけは大衆浴場から家庭バスに「内部化」されたが、近年の都市温泉の掘削成功は、これを再び逆転するのだろうか。ロボットや双方向通 信で一段の技術革新があれば、だれもが享受できるほどの安い価格で提供してもらえそうな機能はいろいろありそうだ。
 以上、「ピチピチギャル、派遣します」のチラシを見ての“初夢”。  

(有光弘和)


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