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■ 8号.2000.05発行


[プロフィール]

金山直樹氏
1965年6月京都生まれ。現在、大阪芸術短期大学デザイン美術科非常勤講師、店鋪・住宅設計デザイン[ANIMA STYL]主宰、CAP HOUSE内211号室サロン主宰。1988年京都ギャラリーカーサでのパラドックス展を皮切りに、現代アートからまちづくりまで幅広く精力的な活動を展開。2000年夏アメリカ・ネブラスカ州のビーマスファンデーションに参加。関西出身の有能なアーチストとして期待が高い。著書に「商店街と現代アート」(東方出版・共著)がある。


アートは国とまちの戦略商品
次の時代を読む人は理解している

京都に生まれ育ち活動の拠点である大阪をこよなく愛するアーチスト金山直樹氏。日本のアーチスト環境は劣悪、特に関西は最悪と評しながらも、純粋にアートする意欲だけは失わない。同氏はこの夏アメリカ・ネブラスカ州のビーマスファンデーションに4人目の日本人として招かれる。

隠してある 国宝級の美術品
――御堂筋彫刻ストリートをどう思いますか。

金山 アートを理解していない象徴だと思います。僕から見ると最悪です(笑い)。床の間に掛け軸の文化があるように、アートはシチュエーションがとても大切で、しかるべき場所に置かれてこそ意味合いが成立するものなんです。たとえばパリのルーブル美術館のモナリザ。あれはナポレオンがからんで略奪したなどの歴史的背景がある。だからルーブルで見てこそ意味があるんです。御堂筋のアートは場所の必然性はまったくないと僕は思います。
 もちろんまちにアートは必要です。欧米では美術館がきちんとまちの機能装置になっている。アートに関心がない観光者も必ずルーブルへ行きモナリザを見るし、モナリザを見られなかったらショックでしょう。日本にも××作品を見たいと来る外国人はいると思いますが、国宝級の美術品なんて隠してあって滅多に見れない。
 では日本人が本当に見たがっているかというと、そうでもなく、見せろと文句を言うわけでもない。そして、お城にエレベーターがあるのを認めている(笑い)。自国の文化に対する尊敬がないというか、いびつな気がします。

アートを理解できない 社会構造が問題
――ところでアーチストにとって日本の環境は?

金山 東京芸大を出て師匠について日本画を描いて権威団体に属すと、すぐに家が建ちます(笑い)。それ以外は専業アーチストとしてやっていけない。みんな別 の収入源をもっています。

――それは何故だと思いますか?

金山 理解する人がいないから。自分もこの仕事をしていなかったらアートに関心はなかったと思う。だからできる限り理解してもらえるように活動してきたつもりですが、個人の力では限界です。

――まちや商店街でのアートイベントやパフォーマンスですね。

金山 でも、理解されていません。アートについて役所やいろんな人たちと話せば話すほど絶望感が広がります。その人には決して悪気はないんですが、それが問題なんです。社会構造全体に問題があるとしかいいようがない。
 アートは嗜好品ではありません。生活の中のお気に入りの風景が破壊されていくことに強い関心をもつことと同じなんですよ。その習慣が生活に密着していない点が問題なんです。根っこは学校教育、美術はおまけでしょ(笑い)。
 それに日本には育てようという環境も貧困で、サポートする人に喜びをもたらす構造もない。欧米ではできるアーチストをギヤラリーが、将来性のある若手を行政がサポートしています。育てるという発想があるんですよね。学芸員も独立していて、アーチスト同様社会的地位 も高いんです。
 アートはまちの重要なファクターだから、福祉と同等程度に扱われるべきと思います。

時代を映す 作家の怒りに感動
――ほかのアジアの国々と比べてみてどうですか?

金山 先進国の中で国際展をやってないのは日本だけ。同じアジアでも台湾は美術を文化の柱にしようという国家戦略を持っていますし、国際展もやってます。中国では反体制派のアーティストはウラ社会で食っていけています。
 ピカソの「ゲルニカ」は、ナチスドイツのゲルニカ地方への空爆に怒りを込めて描いたんですが、ナチスに反抗する諸外国がその展覧会をすることで意思表示したんですよね。作家の怒りがその時代を映しているものには感動できるし価値もあると思えるんです。
 アーチストは単なる絵描きではなく、その時代に非常にセンシティブな人間なんです。たとえば王様の絵を描いても、立たせる位 置ひとつで権力構造をうまく表現したり。僕は絵をインターフェイスとして、画家の心理や状況を推測するという見方が一番おもしろいですね。

大阪はアートシーンから 見放された?
――関西の環境も悪い?

金山 もう最悪(笑い)。今、僕がおもしろいなって思う展覧会は大阪には来ないですね。巡回パターンが東京−名古屋−九州あるいは広島になってる。今は九州の方がおもしろいですよ。福岡で色々なアートイベントが開かれたりアジア美術館ができたり。

─大阪はそこまで見放されていますか。

金山 タニマチもいなくなってるし、ギャラリーも減る一方です。ビジネスとしても成立していません。
 アートは国を推し量るひとつの目安です。良くも悪くも次の時代を読める人はアーチストを利用してきたといえます。日本は昔から、文化が国家の戦略だったからアートは良くも悪くも利用されてきた。千利休なんてその最たる例ですよね。茶碗が政治戦略上の意味をもってたんですからね。

「食う」心配をせずに 過ごせる3カ月が楽しみ
――アート以外に関心のあることは?

金山 まちとアートが僕にとって興味のある2大ファクターです。
 まちづくりの意味からも、僕は個人住宅の生け垣運動を推進しているんです。とりあえずまちに緑がないのなら家の中からという考えなんですが、歩きたい気持ちにさせるまちをつくりたいんですよ。このままでは500年先には大阪らしさなんて、何もなくなると思うんですよ。環境問題と同じで温めていくとか、育てていくという発想がなければいけないんですけどね。

――この夏アメリカのビーマスファンデーションに招かれるそうですね。

金山 アーチストや個人の支援で運営されるアートレジデンス制度で、ネブラスカ州オマハのアートセンターに3カ月間滞在します。年間4人のアーチストが招かれ何の拘束もなく自由に活動させてもらえます。日本でのうっぷんを晴らすように思いきり活動するつもりです。とりあえず「食う」心配をせずに過ごせる3カ月を待ち望んでいます(笑い)。

IT革命は 21世紀芸術を変える

 3年前に招かれた神戸大学の塚脇教授によると、アメリカは格段に良い環境が整っているらしいので、根を張れそうなら活動拠点を移すことも考えています。

――えっ、行ってしもたらあかん。

金山 日本ではもう「万策つきた」、疲れました。
 僕も含めて日本のアーチストのほとんどが、失望感の中で純粋なモチベーションだけでやってるのが現状なんです。アーチストは野球選手と同じで、許容されるところに自然と集まり、チャンスや可能性のないところにはいなくなるんです。

――日本の劣悪なアート環境にへこたれず、いい作品をつくってください。

金山 産業革命と同じくらい人類に大きな影響を与えるといわれているIT革命が、確実にデザインや芸術を変えると思います。できれば21世紀芸術の一番手になって、アーチストは次の時代を読む力を持っていることを証明したいです。

 

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いい湯だな
日本という国が好きだ。こんなに豊かで自由な国はない。途上国を見よ。食う物、着る物、住む家がない。あっても粗末きわまる。大人も子どももむちゃくちゃ働く。いやいや体を売る。家族の誰かが早死にする。思うことを口にすると逮捕される。
 そこへいくと日本は温泉気分の国だ。体は立派な大人でも親は文句を言わずに養ってくれるし、ひまをもて余したら人殺しに出かける。小遣いがほしくなったら弱い奴をいじめて5,000万円くらい出させ、女の子がほしけりゃ誘拐して自分の部屋で飼う。警察も事件はないことにする気じゃから人をつかまえたりはせん。というわけで楽をしたい者は警察に入れ。
 裕福になりたけりゃ銀行員だ。金のある奴だけに金を貸して出世し、経営に失敗しても退職金をがっぽり、あとは税金で尻ぬ ぐいしてくれる。安泰をめざすなら、無論官僚で、日本国憲法の前文に「生涯これを保障する」とある。なにぃ、知らなかったと。君は憲法も読んどらんのか。
 政治が好きなら痴漢でも知事になれるし「大阪は日本のたん壷」と口走るような人物でも総理大臣になれる。こんな結構な国がほかにあるかね。

(天満すずめ)

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思っていてもいわなければわからない
 知っているようで知らないということが意外に多くあるものだ。昔、郵便局でアルバイトをしていたこともあって、郵便については詳しいつもりだった。しかし郵便局の営業ツールの制作を担当して、24時間営業の局があるなど、こんなサービスがあるのかと知ったことが少なくない。宅配業者との競合や時代が変わったことも関係しているのだろうが、テレビコマーシャルもイメージ優先でPRが弱いという感は否めない。いくらよいサービスを展開していてもそれをユーザーに知ってもらい、利用してもらわなければ宝の持ち腐れになってしまう。思っていても言わなければ相手にはわからないのと同じで、お互いが損をすることにもつながる。我々の生活に密着している郵便局だけに、より有効に利用できる方法があるならどんどんPRしてもらいたいもの。アニマもこのアニマニュースを通 じてみなさんにより密着(?)できればと考えている。

新3Hフル回転
 先日、“2006年世界バラ会議”を大阪に招致するためのプレゼンテーション資料をつくらせてもらった。ハデでなく、品の良いものということで…。言うのは簡単だけれど、実際につくるとなると難しい。大阪市公園協会さん、某代理店さん、アニマが3H(Head・Hand・Heart)をフル回転させた努力が報われ、大阪招致が決まった。制作に携わった方々、ほんとうにおつかれさまでした。そしてありがとうございました。
 いい資料ができたのは、いろいろな考え方を互いにぶつけ合い協力した結果 である。ノンブルひとつの打ち合わせに、まる一日。仕事のプロとはこういうものか。今後もプロ意識とこだわりを持って仕事をしていきたい。

大和川スーパー堤防整備
 大和川スーパー堤防整備事業のまちづくり推進用のパンフレットをつくった。目的は、住民の「スーパー堤防整備事業」への関心を高め、進んで土地区画整理などをやる気になってもらおうというもの。
 担当者がいうには、地元にはさまざまな誤解がはびこっていて、スーパー堤防事業が正しく理解されていないどころか、建設省に対する誤解も生まれているらしい。だからもっとわかりやすく親切に内容をもりこみたい、とのたまう。
 確かに今までにつくられた数種類の印刷物では主体が明確にされていない。主語さえないのである。そこで、事業の進め形をわかりやすくする案を提案した。強くも出た。が、あきません。表面的な形にこだわり、着工してからでも最低4〜5年はかかる、「スーパー堤防特別 区域」に指定され登記しなければならないなど、本当に知ってもらいたい情報は皆無。代わりに“やわらかく見せる”小手先のために無意味なイラスト君と丸や楕円がたくさん登場した。
 そんなに住民はあほやろか?

 

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若者の犯罪 社会が悪いの?
 社会が悪いの? 連日の17歳の犯罪報道の中で<あるテレビ局が「体験」殺しの犯人の祖父母をインタビューしていた。
 「あの子は××な子で…」と、祖父のしゃべる内容は犯人のこと、それもいかに優秀な子だったか、という話ばかりで、謝罪の言葉はいっさいなかった。祖父は元教員だという。「やっぱり教員か…」の絶望感とともに、番組のコメンテーターに希望を託した。でもきれいに裏切られた。3人のコメンテーターが3人とも祖父の話の内容に言及せず、社会のせいにするのである。謝罪の意志もみせない家族や家庭環境がおかしいとか、甘やかされて育ったなど誰もいわなかった。日教組が恐いのか、まさか。
 世間知らずの教員の過保護な家庭が一番の原因ではないのか。
 友人の教員で生徒に腹部を刺され大けがをした男がいる。その男は「社会のなにがこの生徒を凶暴な行為に走らせたのか」と考えたという。出ました、自分が憎まれて血を流しても社会のせいになさる。
 「あほか。あんたが悪いんちゃうんか。どうにも許せん先生やったんやろう。まず自分のことを考えて見いな」と、ワタシはちゃんと申しあげた、ハイ。
 我が日本国の次代を育てるという大切な仕事を任されている教員のみなさまに、社会経験者という採用条件と業務評価が導入される日を切に願う次第であります。

(道下弘子)

 

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現代は良い時代か
大学生に聞いてみた。「あなたは、どの時代に生きたいか。戦国時代、江戸時代、明治維新後、戦前の昭和、高度成長期、現代………」。
 期待した答えは「現代」であった。NHKだったか、作家の村上龍がインターネット上でいろんな人々と意見を交換する特集があって、この同じ質問に対し、圧倒的多数が「現代」と答えたことが示された。村上氏は多少驚いて、述べていた。組織の中で個性が抑圧されることをテーマに小説を書いてきたけれども、もっと現代の積極的意味を評価してはと思うようになった、と。
 わが和歌山の学生との会話は次のようになった。「君たちもやはり現代ですか」「いや、どの立場に生まれるかで変わってくる」「立場とは?」「ウーン、身分によります」「つまり、戦国時代でも大名の嫡子なら良いということですか」「下っ端の武士は悲惨ですからね」。
  どちらの答えもなんだか寂しい。92歳のガルブレイスは「よい社会」の中で、真の民主主義体制をつくり、恵まれた人が恵まれない人に対し思いやりのある行動をとり、それが地球全体を見渡す視野で行われることが重要だと主張している。ガ氏にとって社会は改善し、作り上げていくもの。だが、 日本の若者にとって社会は「与えられたもの」なのか。質問が悪かったのか、若者の考え方が寂しいのか、自問しながら、これを書いた。  

(有光弘和)


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